Flight

うひー、飛行機を予約しまくりですよ。
9/15 Tokyo – Los Angels – San Diego (SQ / UA)
9/21 San Diego – Los Angels – Tokyo (UA / SQ)
10/4 Tokyo – Los Angels (NH)
10/7 Los Angels – Tokyo (UA)
10/12 Tokyo – Osaka (NH)
10/14 Osaka – Tokyo (NH)
7月までずーっとおとなしく研究室にいたのがうそみたい。
ちなみにまだ面倒なので (もしくは日程が決まらないので) 予約してない用事もある。
当然発表なんかもたくさんあるわけで、はー、しんどいね。

そこに坂があるから

今日は、11-23T のまま、県道15号線から千人塚公園への道を2回走った。
中央道をくぐって、大宮七窪神社のあたりまでくると、39×23 にするしかない感じ。
体重は増えちゃったけど、ペダリングスキルは学生時代に比べるとすごく上がった気がする。
無理せず一定のペースでぐいぐい上れば、わりとすぐにゴールだ。
23T でも山上れるな。よく考えたらみんなやってるもんな。
クールダウンで、千人塚からシオジ平へいく道を (ちょっとだけ) 走った。枝なんかがかなり落ちていて路面は悪いし、ガードレールなしのすごい崖もかなりあり、若干おっかないが、ちゃんと注意して走れば全然問題ない感じ。シオジ平まで全線舗装されてるのかな? もしそうなら、行ってみたいね。
自転車で一番面白いのは何か、といわれたら迷わず、上りだ、と答える。「えー、つらいだけじゃん」と、多くの自転車に乗らない人たちは口にする。だけど、上りは (下りもだけど) 練習すれば着実に速くなるし、いろいろ考えて挑戦してみて、自分のタイムやライバルとの差がぐぐっと縮んでいくのは面白い。それになにより、登り切って振り返ったときの景色のすばらしさや、峠を越えて下りに突入する瞬間の達成感といったら、比べられるものなどない。坂を登るときはいつも、空に手が届きそう、そんな気がするんだ。

11-23

しまった、スプロケ交換の工具が職場です。
研究室合宿には当然のようにレースもスケジュールされているわけですが、
つまり、俺は 11-23 で、山を走るわけだ。がんばろう。

FIT2007: イベント企画 (カスタムコンピューティング)

中京大学は、愛知環状鉄道の駅から歩いてわりとすぐ。三精システム さんにお世話になったりしていたので、実はけっこう乗り慣れており、久しぶりで懐かしかった。昔は国鉄から受け継いだ電車が走ったりしていたのだが、愛知万博の前あたりから電車が新しくなったりして、けっこうきれい。しかも、
中央線からの直通電車が走ったりしており、高蔵寺の1番線で電車を待っていたら「次は6番線だ」といわれて、びっくりした。
で、会場に着いたら10分前。しかも、最初の濱田さんが台風で遅れており、トップバッターにされてしまった。うひー、スライドさっきできたばっかりですよ。しかも、まだちゃんとチェックしてません、ごめんなさい。そういうわけで、めちゃめちゃ緊張してました。
FIT って誰がきてるんだろうなー、と思ったら、会場のメンバーはけっこうオールスターズだった。すごい。みんな座長とかで呼ばれるからかな? 発表は (僕のを除けば) みんな非常におもしろかった。
[ FPGA の部分再構成を利用したコンテンツ配信システム ]
産総研の堀さん。
2006年度、映像配信市場は1500億円、音楽は2500億円 (すごいな!)。
安全にコンテンツを配信するための研究。
コンテンツと一緒に部分回路をダウンロードする「ハードウェア割り符」の実現!
コンテンツを保護するだけでなく、デコーダを配信したりすることができる。
しかも、オンチップで処理が行われるので、いろいろな意味で堅牢で、部分回路と本体の I/O インタフェイスを機種毎に規定してしまえば、機種認証のようなこともできる。うおーーー。かっこいいぜ!かっこよすぎるぜ!
NEC 梶原さん: 部分再構成を使う上で、アーキテクチャ的な希望はどんなのがありますか? 堀さん: 現在は比較的大きな矩形領域が必要なので、もうちょっと小さな粒度で作れるといいな。それから、デバイス横断的に使えるような共通ビットストリームのフォーマットがあるといいんですが。
末吉先生: PlanAhead とかが使えるようになったけど、どんな感じですか?
堀さん: やっと「できる」が「使える」になった。ISE だけでは部分再構成できないので、もうちょっと普通にサポートしてもいいんじゃないか。
(PlanAhead は、ひみつのページで登録しないと使えない)
僕はやっぱり、そろそろ FPGA はバイナリ互換性とかを考えるべき時代になっているんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。いや、ものすごく難しいのを理解した上でいってるわけですが。あるいは、libxilinxbitstream みたいな、bitstream を hack するツールを作る、というのもおもしろそうね。
[マトリクス型超並列プロセッサMX-1とその応用事例]
ルネサスの水本さん。
2bit ALU による SIMD array。1024 個で、それぞれ 1024 bit のメモリがついてる。制御用のプロセッサは別。面積や消費電力を抑えるために、90nm の SRAM プロセスで製造 (!) 。SoC に組み込むのが前提。
電力あたりの性能に優れる (固定小数点演算の評価が出てる)。
ソフトウェア開発は C 言語。ライブラリがある。
動画処理のデモをいくつか見せていただきました。メディア処理は楽しくていいなー。
[カーチューナ向けリコンフィギャラブルアーキテクチャ]
三洋の小曽根さん。
三洋のカーチューナLSI は世界シェア No1 (30%) だそうだ。すごい!
でも、国毎にデジタル放送の方式が違ったり、車種のグレードによって要求仕様が異なるので、チューナ処理のDSP化を進めている。でもDSPでは、処理能力的にオーディオ帯域処理しかできないので、ALU array based reconfigurable processor を開発。
6列 x 4段の ALU array で 1 core。15個でワンセグ受信、8個で FM radio 受信。いまは FPGA でプロトタイピングしていて、16 cores.
PipeWrench みたい。パイプラインぐるぐるー。
谷川先生: 配線をもうちょっと rich にするとかは考えてますか? 使用率は?
小曽根さん: コンパイラを調整しながらいろいろ検討した結果、トレードオフとして向こう三軒ネットワーク。FM ラジオでは 70〜80% の使用率です。
[ 理論宇宙物理学でのハイパフォーマンスコンピューティング事例 ]
濱田さんは RIKEN GSC に行かれた模様。タンパク質構造解析とかをやってらっしゃる模様。
宇宙の多体問題シミュレーションの手法が分子動力学にも使える、というのはまさに宇宙の神秘、というやつだ。この世界は美しい。
GPU (GeForce 8800GTX) でもやっているが、GPU は SIMD thread 間での計算結果 reduction が苦手。
ピーク性能: Core2Duo 2GHz は 40GFLOPSe 、GeForce だと 500GFLOPS くらい。
実効性能: Core2Duo で 1GFLOPS くらい、GeForce で 70GFLOPS くらい。GeForce は reduction でワリを食っているが、充分速い。ただし、150W も食う (PROGRAPE-4 は 5W) …
Manycore の時代になったら GPU はなくなるんじゃないかな、という濱田さんの予想はとても興味深いと思う。言われてみればそうかもなー。

のぞみ

名古屋からの復路は、品川までノンストップの「のぞみ」だった。
朝は「72分遅れです」とかいうアナウンスが入り、つまり僕の乗る予定だった「ひかり」は当然72分遅れているわけで、小田原駅には「こだま」しか来なくて、どんどん抜いていく「ひかり」や「のぞみ」を恨めしく思いながら、静岡でやっと「ひかり」に乗り継いで名古屋まで2時間近くかけてやってきたというのに、帰りは驚くべきことに時刻表通りの運行になっており、品川まで90分くらい。すごいぜJR!
新幹線とか飛行機とかって、昔はあまり好きではなかったのだけれど、最近はちょっと違う。もちろん、僕は今でも「旅は遅いほうがいい」と思っている。だから、自転車で旅をするし、信州へいくときは絶対に各駅停車だ。途中をぶっ飛ばして目的地に着こうとするのは現代人のつまらない性で、絶対に途中で、いろいろな人と出会いながら、その土地々々の言葉とか空気とか、そういったものを感じながら進んだほうがいい旅になると、そう思っている。だいたい、途中経過をぶっ飛ばして結論だけを出す、というのは理系の人間としては恥ずべき行いじゃないか (笑)。
昔、我が信州を代表する映画監督である降旗さんが、「駅はジャンプ台なんですよ」といっていたのを、すごく鮮明に覚えている。毎日使う駅だけど、でも、プラットフォームに立っているときに手にしているのが、学校へいく定期券じゃなくて、ある日、東京行きの切符になったりするんだ。毎日通る場所だけど、そこは、突然ジャンプ台になったりする。そして、各駅停車の車内で過ごす時間というのは、忙しい都会との時差を埋めてくれたり、自分と向きあっていろいろなことを考えたり、そういう大切な時間なんだ、と思う。移動をする時間は、決して無駄なものでも、つまらないものでもない。
でもね、やっぱり「今すぐ帰りたい!」と思うことはあるんだ。
そういう時に「スーパーあずさ」に乗って中央線を下るのと同じで、新幹線や羽田行きの飛行機に乗ったときに、あー、これであとは寝てても帰れるんだ、と、安心できるのは、とてもありがたい。
でも、どうか、僕が生きている間は、中央線と飯田線だけは、なくなりませんように。

Nagoya: retrying to go

今日は FIT (情報処理学会のイベント) にご招待いただいたので、本当は昨日のうちに行っておこうと思った (だって、台風とはいえ、さすがに発表に遅れたらかっこ悪いもんね) のだが、乗った新幹線が小田原でとまってしまい、30分ほど待っても運転再開の見込みが経たなかったので、途中下車して小田急線で帰ってきた。運休が決定する前だし、特急券の払い戻しは期待できなかったので、精算所で駅員さんとやり合っている人たちを尻目に、さっさと改札を抜けて、手ぶらで帰るのも哀しいのでカマボコを買って、小田急のホームへ。とにかく、すごい雨と風だった。ぐったりして最寄り駅で降りると、幸いほとんど雨は降っておらず、無事に帰宅。
で、朝起きたら台風は北関東の方へ行っており、新幹線や小田急は正常に走っているものの、やっぱりすごい雨と風だった。はぁー。強烈に蒸し暑いのに、スーツで移動というのはつらいね。
小田原についたら新幹線は遅れているらしい。しかもかなり激しく。
「ひかり」に乗るはずだったのに「こだま」しかこないじゃーん!
静岡までこだま。静岡からひかり。
こだま、って、同じ線路走ってるのになんであんなに時間かかるんだろう、と、ずっと不思議に思ってたんだけど、つまり、「1度とまったら2度抜かれる」ルールだったんだよ!
名古屋を 11:30 に出て、高蔵寺を 12:06 に出発。
何とか間に合った…

Takibinformatics

Takibinformatics
研究室合宿のパンフレット。
OUP の Bioinformatics の表紙のパロディで作った。
ホンモノと並べてみると、タイトルの字が小さかったりとか、色合いとか、いろいろ不満の残る仕上がりになってしまったが、ま、わりと好評なのでいいかなー、と。
こんなことしてる場合じゃないのだがね…

Flight simulator on Google Earth

Google Earth にフライトシミュレータがついた。
簡単なシミュレータだけど、けっこうよくできている。なにしろ、Google Earth の上だから、ちゃんとした地面の上を飛べるのだ。ダウンロードが追いつかないときは、pause してやれば高解像度の画像が出てくる。
我らが調布飛行場の 800m 滑走路から F-16 でテイクオフ (笑) して多摩川沿いに羽田上空まで、わずか 2, 3 分。途中で pause すればいつもの通勤経路を上から見られるわけで、実に楽しい。
残念ながら、フライト中にリアルタイムで現在位置を認識するには不十分な感じで、迷わないようにするには川沿いに飛んだりして、途中で pause して現在位置を確認するしかない。道路なんかの描画がもうすこし高速になれば使えるかな。無線航法装置が使えるようになれば最高に楽しそう。