沖縄から引っ越すことになったらHOWTO

沖縄に引っ越すことになったらHOWTO というのを書いたのが2013年のちょうどいまごろ。実際に引っ越したのは2011年だったので、それよりだいぶ前なのですが。

それで、12年ほど勤めた琉球大学を辞して、熊本大学に移ることが決まったのが今年の1月。どこかに移ろうか、という話はずっと前から妻ともしていて、あちこち教員公募を受けたりしていたのですが、やっと決まりました。それで、4月着任なわけですが、うわーどうすんだよ、ということで、前回の経験をもとにいろいろどたばたどたばた。

とりあえず仕事が始まっちゃうので、僕だけ熊本へ行く、ということにして、まずはコンテナの確保です。前回の東京→沖縄のときには沖縄輸送サービスさんにお世話になったので、今度はどこだろ、と思って、とりあえずあちこち電話してみたところ、沖縄発なので沖縄の会社が窓口になるようで、沖縄急送さんに引き受けていただくことになりました。

12年たつといろいろ変わっているもので、一回電話したあとはその担当者さんと電話ではなくメールでのやりとりになっており、いろいろ細かく教えていただけてとても助かりました。搬出から搬入までの間に出張が3件も入っており、その間にコンテナは九州入りしてしまうのでどこかへ留め置きしていただくようにお願いしたりとか。九州でのご担当は共進組さんでした。積み下ろしはドライバーさんに手伝っていただいて、あとは僕と学生さんたちで。費用は大学から大学までで15万ちょっとでした。

さて、前回は blog を見ると段ボールが50箱くらいだったようですが、今回は100箱を軽く超えています。前回はわりと、研究室にためてあった(いろいろな大きさの)段ボールを使ったのですが、これだと積むのが大変、というのを学んだので今度はサーバとかの特殊機器以外は基本的に2種類くらいの段ボールで梱包することにしました。買ったのはモノタロウの書類整理箱と、アスクルで買ったわりとでっかいやつ。書類整理箱はそもそも書類詰め込むための箱なので、書籍を詰めても大丈夫ですし、後者はフトンとか衣類とか、あと箱のないデスクトップPCとかを入れるのに使いました。iMacはそれ用の段ボールがAmazonで手に入った。

しかし、どうしたって最終的に7種類くらいの箱のサイズになるわけで、コンテナに収まるのかとか、どうやって積み上げるのか、とかを考えなければなりません。これ、3次元パッキング問題だし自分でプログラム書くの大変じゃね…? って思ったら、ちゃんとあるんですね、Vanning-Master Cloud 。これに段ボールのサイズとか重量を入力してやると、このとおり。

で、概ねこのプランに沿って積み込んでいきますが、どうしても誤差が出るので、最終的なところはプロにお任せすることになります。もとの図だと左手が低いので、これだと海上でコンテナ内の荷崩れのリスクがあるしね。積み込みは研究室の学生さんたちと、通りがかった技術職員さんたちにもお手伝いいただきました、ありがとうございました。

コンテナが九州へ向かっている間にぼくは東京、筑波、御前崎、と出張で、そのまま熊本へ。熊本大の学生さんたちにお手伝いいただきながらコンテナの中身をとりあえず全部大学に下ろして、研究室の荷物はとにかく研究室に詰め込み、自宅へは軽バンで2往復。その合間にリモートで最後の教授会。

その晩はどっち向いて寝ても全身痛くて眠れない、みたいな感じでした。がんばった。でも家具とかのことを考えなければコンテナ借りちゃうの、すごく安くていいですね。あと、積み付けのシミュレーションができるのは本当にすごかった。またいつかお世話になるかもしれない・・・?