Bicycle Days

昨日は南八ヶ岳最終日。時間がないので1周だけ、いつものトレーニングコースを走る。
20km強のコースで、1箇所折り返しがあるほかは周回路。60km/h を軽く超える曲がりくねった下りも、平坦路も、15% の激坂もあるし、だらだら続く上りや、最後には延々と細かいアップダウンもあって、ロードレースに必要なすべてが詰まっており、景色もよくてかなりお気に入りのコース。1周50分くらい。
ロードレースというのは、いちばん最初にゴールに着いた奴が勝ち、というきわめて単純な競技だけれど、それが 50km とか 100km とか、あるいは 200km という距離になったときに、どこでどう仕掛けてライバルをふるい落とし、先頭へ抜け出すかという戦略がとても難しい。プロの競技であればさらに、個人ではなくチームの戦略になるから、見ているほうは楽しいけれど、やるほうは大変だ。
トレーニングでも、まだ明日がある、とか、2周目がある、と考えると、全力で漕ぎまくる、というのはなかなか難しい。でも、今日で最終日となれば、それは特別。峠まとめて3つとか走った翌日の、もう坂なんか見たくもない、というアレになってもいいわけで。
最後の 3km くらい、アップダウンの連続を必死に走りながら、今日のゴールでもうしばらく走れなくなっちゃってもいい、というくらいの気合いというのはすごいな、と思った。短い下りの間に体力を回復して、次の上りを駆け上がるペース配分というのは難しくて、レースで勝つために必要なのはコースを知っていること、というのがわかった気がした。
走っていて、ふと思ったのは、俺、自転車を全力で走らせるのと同じくらいの気持ちで研究やってるのかな、ということ。持続可能なペース、というのが、自転車にも研究活動にもあって、そのピークのところで戦い続けるのは、どちらも難しい。
もうちょい頑張ろう。

きょうのじてんしゃ: 南八ヶ岳あれこれ

3日間信州にいて、わりとコンスタントに走った。コース決めて走る、というのは大事だね。
この何年か、八ヶ岳に行くと毎回走っていた坂道は広域農道かなんかで、勾配標識とかもほとんどないんだけど、iPhone の GPS で測ってみたら、いつも走っている 2.1km くらいの区間の標高差はなんと 300m (笑)。平均 15% ですかマジですか。10% ないくらいかなー、と思ってたんだけど、それはわりと道が広くてまっすぐだから、なのかも。 
帰りはチャリ服脱いで、上下ユニクロで、小淵沢駅までズバーッと下りる。
木漏れ日の中を下るのは気持ちいいよね。写真撮ろうかと思ったんだけど、ま、いいか、と思ってそのまま走ってきた。全力で走っているときに自転車を停めて写真を撮る、という余裕がほしいなあ (じゃあ停めろよ、という話なんだけど、そのまま走ったほうが気持ちいいんだよね)。
20.55km @ 26.7km/h (46m04s) odo 8456.1km (without ferry ride to/from station)

きょうのじてんしゃ

ドラッグストアに行かなきゃいけなくなったので、自転車で行ってきた。往復 27km で獲得標高差 500m とか、アホですね。
昨日とだいたい同じコースで、途中をがつーんと街まで下りてまた戻る感じなんだけど、今日はサラ脚だったので、まあまあいけました。しかし、疲れた。
27.03km @ 24.7km/h (1h04m40s) odo 8435.5km

今日の自転車

八ヶ岳登ったり下りたり。
下りでは久々に 64.9km/h をマーク。
最後のほうの短い上りで一台抜いたんだけど、脚が終わってて逃げ切れなかった。
上りは、そうね、昔よりは強くなったかな、と思った。
31.60km @ 21.0km/h (1h29m53s) odo 8408.5km

矢上のエンジン

矢上出身の人ならなんとなく覚えている人も多いと思うのだけれど、11棟のロビーに、飛行機のエンジンがぽつんと置いてある。11棟なんて、多くの人は3年生の1年間しか行かないから、3年生のときから3年間、あるいは6年間以上在籍する矢上キャンパスのなかでは、ほとんど記憶になかったりするわけで、僕の頭の中でも、なんとなく記憶の片隅においやられていた。でも、あれ、なんのエンジンなんだろう、というのがずっと気になっていた。
覚えていたのは、大戦中の航空機のものであることと、川崎製であったこと、それから星形でなくV型だったこと。それから、ゴム製のホースの色が妙に鮮やかで、つい先日まで飛行機に取り付けられて動いていたんじゃないか、と思うくらいだったこと。
それで、最近、偶然にいろいろなものがつながって、ハ9型というエンジンであることがわかった。詳しい紹介記事を書いてくださっている方もおられる (機械科の、前田先生のお名前が最後に入っていますね!)。
水冷式で、遠心式圧縮機による過給がついていて、水メタノール噴射もできるらしい。なかなかに進んでおります。日本の航空機の歴史をちょっとかじったことのある人なら誰でも知っている航研機 (長距離世界記録つくったやつ) のエンジンの直系なんですね。すごいや。
なんていうか、最近は自動車も電気で走る時代ですが、エンジンとか、しかも空を飛ぶ奴、というのは、非常にロマンがあっていいなあ。戦争に使われるのは、嫌ですが。
今もあるのかな。こんど矢上に行ったら、見に行ってみよう。

Contrail

諏訪湖のちょっと下、伊那谷。
本州の真ん中だから、いろんな飛行機の航路が交差する。
DSCN4060.jpg
ふたつのアルプスを望む街で自転車を停めてふと見上げる、飛行機雲。

中央構造線サイクリング大会 2010!

第19回中央構造線サイクリング大会の申し込みが始まりました。
なんか、噂ではささやかれていたのですが、来年の第20回で終わりなのだそうです。
IMG_0018.JPG
強烈な上りにも係わらず、途中の給水所でみんなでバナナ食べちゃったりして殺伐としないところとか、峠のてっぺんで昼食になって、下りはもうどうでもいいやー、的な雰囲気になるところとかが大好きです。
参加者が (残念ながら) それほど多くなくて、みんな顔見知りになれるのも好きなところなのかな。
そんな素敵なサイクリング大会が、来年で終わりです。
今年は 7/24-25. ぜひご参加ください!

花見2010

八ヶ岳のついでに、飯島寄って帰ってきた。
県内の移動なのに4時間近くかかって、乗車券が2500円。長野県広いなー。
それで、田切駅からも見える、飯島町南割の桜並木を見てきました。
動画を貼り付けときますが、これ、デジタルカメラを首からストラップで下げて、自転車で並木道を駆け下りるという画期的な (笑) 方法で撮影しているので、ブレーキをかけたときや曲がるときはかなりの揺れっぷりです。車酔いにご注意のうえ、ご覧ください。

TdY

いってきた。
とりあえず証拠写真から。いやー。2000m 越えって、実ははじめてかも?
IMG_0279.JPG
どれくらい寒かったかというと、路面はきれいに除雪されて溶けていても、路肩はこんな状況。路肩の雪にみんながザクザク自転車さしてスタンド代わりにしてるのが面白かった (笑)。
IMG_0278.JPG
しかし、日差しがかなり強くて見た目よりはずっと暑く、用心で厚着したのがたたって、山頂手前5kmで水がなくなり、かなりつらかった。
白樺林の中を色とりどりのジャージが駆け抜けていく景色はとてもきれいで、欧州のレースの中継を見ているみたいだった。ああ、きてよかった、と思った。
それから、別荘地のなかをぐいぐい上がっていくときに、近所の人たちが出てきて応援してくれたりするのが嬉しかった。
結果は男子クラスC (31-35歳) で、先頭の 1:06:03 から 36:54 遅れの 1:42:58 で、105 位。ゴールしたのは 150 人なので、順位的には後ろの方ですが、ま、自転車レースというのはどうしたってダンゴになる訳で、その平均的なところの後ろの方に食い込めている感じ。さほど悪くないほうなのかな、と思う。
前に100人いるなら、100回アタックして、全員つぶせばトップに立てる。
がんばろう。

Natto Science

Yeah! Our paper had published today!
It’s about Natto – a traditional Japanese food, made from soy beans.
A biologically interesting thing of natto is, a specific strain of Bacillus subtilis produces natto. Although the difference between the laboratory strain and natto production strain had researched by Japanese and Chinese researchers, but not in genome level. We started the Natto Genome Project in 2008, and the draft sequence is ready.
The sequence had read with Illumina/Solexa GAII, then assembled + annotated by Nishito-san (a student in Master course at Keio univ) and me. The next-gen sequencing technology is amazing!
The sequence, annotation and interactive genome browser are available at natto-genome.org.