Nikomat ML

Nikomat ML というカメラがあるわけではなくて、Nikomat ユーザのメーリングリストがあるらしい。
で、Nikomat ML FAQ”というページもある。
けっこうすごい。
まったく知らなかったのは、Nikkor Auto とかの古いレンズで、
– Nikkor-S.C. Auto 50mm f/1.4
– Nikkor-Q Auto 135mm f/2.8
などを持っているわけだが、この “S” や “Q” はレンズの枚数だ、ということ。S は seven で、Q は quad だそうな。”C” は、コーティングの C。なるほどー!
Web 上で、古いカメラに関するリソースを漁る、というのもなかなかおもしろい。

Nikon F

何年か前に Nikon F (Photomic FTn) を先輩から譲ってもらって、露出計なしでつかっていたのだけれど、先日買った Nikomat のために MR-9 アダプタを買うついでに、余計に買ってきた。Photomic FTn は MR-9 ふたつだ。
で、譲ってもらった時についていたファインダは固定用の爪が壊れており、使えることは使えるが、ぐらぐらする状態。そのあとでひとつ FTn ファインダを買ってみたのだが、こっちはメーターが動かなかった。プリズムも腐食してるし。ぐらぐらするほうのファインダは、メーターがちゃんと動く。
さて、どうしたものか。

デジタル?

写真ネタがいくつか続いたので、
ついでに最近思ったことを書いておこうと思う。
内戦中のカンボジアで亡くなったカメラマンの一ノ瀬泰造さんを描いた、浅野忠信主演の映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」に、こんな台詞がある。
「命懸けで撮った写真が、ネガごと切り取られて、俺の写真じゃなくなる」
彼はフリーランスで写真を撮っており、UPI (United Press International) が扱った彼の写真がワシントンポストの一面に載った日のワンシーン。フリーランスだから、ワシントンポストに写真が載っても自分の名前が載るわけではなくて、”Photo by UPI” みたいに書かれるだけだ。
命懸けではないし、ヘタクソだが、僕も数え切れない程のフィルムを回してきた。
時にはモーター・ドライブを使うこともあったが、たいていは自分の指でフィルムを巻き上げ、自分の意志で露出を決め、ピントを合わせて、そしてシャッターを切ってきた。数え切れない程のコマの、一枚一枚。
フィルムを巻き上げることや、ピントを合わせることは少なくとも僕にとっては、シャッターを切るまでのプロセスに含まれる当然の段階であって、面倒だと思ったことはないし、それがなかったら何かがうまくいかない気がする。
オートフォーカスとか、そういう、カメラが勝手に何かをする仕掛けは、集中力を削がれる感じで、どうも落ち着かない。だって、自分の意志と違う何かが、自分と被写体の間に介在しているわけだから。シャッターを切るのは自分かもしれないけど、それは「自分の写真」じゃない。
デジタルにしないんですか、とよく聞かれる。
だから、はっきり言っておこう。
俺がオートフォーカスがついたり、
デジタルなカメラをメインにするときは、
表現の手段としての写真を、辞めるときです。

Nikomat FTn

うっかりカメラ買った。
Nikomat FTn というやつ。ニコン F や F2 の時代の、普及価格帯一眼レフで、僕も高校時代からずっと使っていたのだけど壊れてしまって、ここしばらくずっと FM2 や FE2 、露出計の動かない F などを使っていた。それぞれとてもいいカメラなのだけれど、いまひとつしっくりこない感じ。
FE2 は、シャッターの感触とかは最高にいい。普及機だが、Fひとけたシリーズと比べても、そんなに悪くない (でも最近 F2 Photomic とか2万円台なんだよな!)。だが、ファインダーの左側にあるシャッター速度目盛りと、露出計の針が非常に集中力を削ぐ感じで、好きじゃない。それに、この目盛りのところは、被写体が見えるのにフィルムに写る範囲の外側なんだ。だから、急いでフレーミングを決めたいときにちょっと迷惑。
FM2 は、けっこういい。露出計が +- 表示で、どれくらいずれているのかが気に食わない人がいるみたいだが、Nikomat とか F, F2 の時代のメーターに似た雰囲気で、悪くないと思う。しかも、暗いところで見えるので、実はけっこう重宝することも多い。
しかし、僕の手の大きさとか、普段使っているレンズ (AiS 50/1.2 とか) の重さとかを考えると、Nikomat とか F くらいの重さのほうが、圧倒的にバランスがいい感じ。持っているレンズはほとんど爪付きだし、非 Ai もいっぱいあるし (笑)。
今日買った FTn は、昨年オーバーホールして露出計の基板も交換したという、完璧な状態。外部には若干の傷があるものの、僕のよりもずっときれい。ファインダースクリーンも掃除してあってきれいだし、露出計の動作もばっちり。もう、最高っす。
使ってみると、うひー、こんなにミラーショック大きかったっけ、とか、こんなにファインダー暗かったっけ、と思うのだが、ファインダーは非常にピントの山がつかみやすいし、ミラーショックだって 1/30 くらいまでなら手持ちでも全然ない。
OH の詳細も入ってた。イスト というところでやってもらったそうだ。僕の古い FTn も、OH に出してみようかな。

Linux 日記

今日は VMware 上の Linux に開発環境をセットアップ。
といっても、Linux では基本的にコンパイルと動作確認しかしないので、ヘッダファイルとライブラリがあればいいや、という感じ。
[ Ubuntu 7.10 / amd64 ]
$ sudo apt-get install libgtk2.0-dev
$ pkg-config –modversion gtk+-2.0
2.12.0
お、悪くないね。
$ svn
プログラム ‘svn’ はまだインストールされていません。 次のように入力することでインストールできます:
sudo apt-get install subversion
bash: svn: command not found
うお、「こうやるとインストールできるぞ」までいわれると、ちょっと気持ち悪いな!
今回の僕みたいにちょこっと使うだけなら便利だけど…
[ Debian 4.0r2 / amd64 ]
VMware tools をいれるのに kernel headers を入れなきゃいけなかった。
uname をみながら、同じバージョンの linux-headers を apt-get install するのが正解。
VMware tools のインストーラスクリプトに入力する kernel header の path は、/usr/src/linux-headers-2.6.18-5-amd64/include だった。いまはもっと新しい kernel が出てるけど、まあ、とりあえず。
VMware tools 入れたらちゃんと X があがるようになった。
# apt-get install libgtk2.0-dev
# pkg-config –modversion gtk+-2.0
2.8.20
うーん。しょんぼりだな。新しくならないものか…
# apt-get install subversion
とりあえず入れておく。