ゲノムひろば

毎年恒例になった ゲノムひろば にいってきた。予算の都合で今年で最後かもしれない、という話もあるのだけれど。
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去年までは比較ゲノム解析ソフトウェアの話で、それでもけっこう普通の人に楽しんで話をきいてもらえたのだけれど、今年はあれですよ、納豆菌。けっこう強烈なインパクトがあったようです。一昨年は大阪天満橋、昨年は名古屋大で、それぞれ2日で1000人くらいの来場者で、それでも一日中誰かとしゃべっている感じでしたが、今年の秋葉原はなんと1日で1000人近い来場者。すごかった。10時からずっとしゃべっていて、途中でご飯を食べにいって、またずっとしゃべって、気がついたら17時で、おしまい。いやー、疲れたね。
しかし、こういうのは楽しい。オープンキャンパスなんかと違って、いろんな年齢層の、興味のある人だけがくるので、こちらとしても非常に刺激的です。
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枯草菌 (B. subtilis subsp. subtilis) で作った納豆 (納豆っていうのかな?) と、納豆菌 (B. subtilis subsp. natto) で作った納豆。発酵が進みすぎて、若干やばかった (笑)。納豆は発酵が進みすぎるとアンモニアが発生してやばい感じなので、賞味期限内に食べましょう。納豆菌は胞子形成するので、かなり不死身で、煮沸したり冷凍したくらいでは死に絶えませんが、冷凍しておけばその間は活性が落ちて冬眠状態になるので、冷凍保存するのもアリ。
そういえば、お客さんのなかに、フジツボの研究しているお姉さんがいらっしゃった。富士山型のいわゆるフジツボは、昨年ゲノムが解読されたらしい (うおー) んだけど、彼女がやっているのは浮遊物に付着するやつで、それとは違うらしい。
海洋生物、ロマンですなあ。いいなあ。
微生物もいいけどね。

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