RAIDというのは、まあ、最近はわりと一般的になってきたけれど、ハードディスクをいっぱい使って、見た目的にはひとつの巨大なディスクを構成するシステムのことだ。データを分散、かつ冗長に保存することによって、ひとつかふたつのディスクが故障してもデータの損失がない上に、データが複数のディスクに分散しているので、アクセスは並列に行われるわけで、高速でもある。
で、今日はこの、RAIDを構成しているディスクのひとつが死んだ。僕が管理している奴は、それほど高級でもないので、6台のディスクのうちひとつなら死んでも大丈夫だが、ふたつ死んだら全滅、なのである。高級な奴だと、普段は使ってないディスクがひとつかふたつあって、ディスクが壊れたときに自動的にそいつにすり替わる、というすごいのもあるが、これは高い。
ということで、交換用のハードディスクと、バックアップ用のテープをカバンに放り込んで、自転車で都心へ向かう。自分の研究室のある日吉(横浜市)から、僕の大学の本拠地がある三田(港区)へは、最近は電車一本でもいけるが、自転車のほうが圧倒的に高速だ。で、ごはんを食べてすぐ走り出したので、途中でおなかが痛くなった。腹ピーにはならずに済んだので、まあいいのだが、走っている途中で身体の具合が悪くなるというのは、集中力に影響するので、交通安全上非常によろしくない。
んで、無事に三田についたわけだが、自転車を長時間、そのへんに停めておくのは怖いので、前輪をはずして、後輪の脇に置き、一緒にチェーンロックでガードレールにくくりつける。この方法は以前に池袋で目撃して、まねすることにしたのだが、なかなかの名案だと思う。そろそろいい鍵も買わないといけないわけだが。
で、ディスクを交換して、dump のテープも入れ替えて、次のテープを入れろ、というのを延々と待つ。待っていたら夕方になって、ボスが戻ってきた。「あ、まだいたの」と、部屋に入ってくるなりめちゃくちゃ驚かれた。んで、テープ交換をボスにお願いすることにして、僕は研究室へ戻る。途中でごはん。しかし、最大 24GB のはずの DDS-3 テープは、なぜかなかなか終わりにならず、40GB くらい入ったところで終わりをあきらめて、ボスも僕もそれぞれ帰宅。理由は明日のところで…
今日は、けっこう走った。