中央構造線サイクリング大会 ’09 (その1)

さて、いい加減本編に突入します。
相変わらず走っているときの写真はありません。そんな余裕ないし、止まったら二度と走れないような気がしたから (笑)。
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朝起きると、天気が怪しい…
ご飯をいただいていたら、すごい降ってきたけど、すぐ止んだりして、なんだか不穏な天気。Weather News のいろいろなのを見ていると、どうやら通り雨が何回かきそう。
で、雨が止んだ隙をついて飯島駅へ。10分くらいでパッキングして、電車に乗って沢渡へ。
輪行袋を持っている人が他にもいて、やっぱり沢渡で降りたので、声をかけて一緒に行くことにする。道が不安だったしね。空は晴れてきた。いい感じだぜー。
三峰川のサイクリング道路をずがーっと上がって、途中から高遠への道に入る。
コンビニで去年一緒に走った人たちと会う。うおー、テンション上がってきたぜ!!
しかし、集合時間が去年より早くなったらしくて、誰かが「あと10分で受け付け終わっちゃうよ」と言い出す。ここに10人以上いるって、やばいし (笑)。
そんなわけで152号へ出て、一気に飛ばす。始まる前から全開ですよ。
高遠城址公園の駐車場について、受付と検車をささっとすませる。検車はこっちの自転車屋さんがやってくださっており、僕の自転車のフレームは非常に怪しいので、珍しがられた。
市長さんのご挨拶。伊那市の市長さんはびしっとしており、非常にかっこいい。
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参加者が減った気がするなあ。それでも150人くらいかしら。
開会式は快晴だったけど、遠くで雷鳴がしており、ちょっと心配だった。
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安全宣言。選手宣誓みたいなものですね。
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今日の伊那市の飛脚さん。大鹿・飯田への親書を携えて走ります。ハッピかっこいいんだけど、見た通りすごく暑いですよ、とあとで話したときに笑ってた。
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花火があがるとスタート。
今年もここで遊んでしまい、すっかり後ろの方からのスタート。
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で、すっかり後ろのほうからだったので、最初の、城址公園の登りからいきなり全開です。高遠市街ではあちこちに市民のみなさまが応援に出てくださって、手を振られたり振りかえしたり。別に僕らはプロの選手じゃないのに、うれしいね。
市街地を抜けると強烈な向かい風。わりとすぐに美和ダム。
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しまった、ダムの写真とりわすれたよ。水が緑色で、とってもきれいでした。
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しかし、先頭グループとの差を詰めたいので、誰かの後ろについたりはせずに孤独な一人旅。ときどき誰かに追いついて、ちょっと話して、それからまた前に出て、を繰り返す。「これじゃ峠が始まる前に脚が売り切れちゃいますよ」と、誰もが愚痴る、が、しょうがないよね。そして、行く先の空が真っ暗…
ダム沿いの平坦コースが第2チェックポイントで終了。ちょっと先の農協の自動販売機で水を買ったりしているうちに、いろんな人に追い抜かれる。ちぇー。
分杭峠登り。わりと調子よかった。ぐいぐい抜きまくる、というのは半分嘘だが、基本的にそれなりに速いペースで登れたと思う。頂上手前の給水所までは…
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ここの給水所があるところは、実はものすごい勾配で、バイクシューズだと、ふつうに立っているのもけっこう怖いくらい。そんなところをチャリで上がるわけで、みんなアホですね。ふふ。
このあとはかなりきつかった。が、足つきはなし。頂上到着は15番目くらいかな。
お昼はキュウリと、おにぎりに豚汁。暑くて死にそうなのに、豚汁がおいしくてたまらない!
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キュウリは食べるより、一緒にプールにつかりたかった…
ぐだぐだしているうちに、飛脚さん到着。
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親書には受渡しのときに、立会人が署名する欄があって、そこに名前を書かせていただくことに。実は去年も書かせていただけたんですよ。いえーい。
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僕らがのんびりしている間に、大鹿の飛脚の方がいらっしゃって、先に出発してゆかれました。ママチャリで分杭の下りは… 怖いだろうなあ…
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早く宿に着きすぎてもやることないしね、ということでみんなでのんびりしてたのですが、いよいよ雲行きが怪しくなってきたので、下りへ。汗でも雨でも、おなかが冷えるのは嫌なので、おなかにタオルを一枚入れる。
そして、いよいよ雨。大粒。うおー、道が川になってます。道、といっても峠の下りなので、ヘアピンカーブとかあるわけで、非常に怖い。しかし、Michelin Pro3 Race のグリップは万全で、7800 Dura のブレーキパッド (R55C3) は、雨天とは思えないほど効く 。これは心強いかったが、それでも雨は雨。けっこう慎重に下った、と思う。
雨があがったところで、ディスクブレーキつきの MTB の人に追いつかれた。「雨でもちゃんと効くんですよね、それ」「そうですよー」うおー、いいなあ。しかし、俺はロードレーサー主義者なのです。MTB には乗らないもんね。
雨が上がるとすごい晴れ。大鹿は V 字型の深い谷にある村で、最高にきれいだ。センターラインのある立派な道路になる頃には路面もすっかりドライになり、60km/h くらいでぐいぐい進み、村の中心部を駆け抜けて、中央構造線博物館で最後のチェックポイント、そしてゴール。
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すごい晴れです。でも、靴の中はぐっしょり (笑)。
どうやったら乾くかなー、と思って、とりあえず裸足になってみた。
みんなを待っている、1時間弱のあいだに、靴も靴下もわりと快適な感じに乾いたよ。
僕のフレームは BB ハンガーのところに水抜きの穴があいてないのだが、リアエンドにはシートステイにもチェーンステーにも穴があいており、自転車を立てたらそこからかなり水がでてきた (笑)。そうか、雨の中走ったあとはこうすりゃいいんだな。
宿は去年と同じ、「あたらしや」さん。
桃をいただいて (手で皮をむいて食べるのだ。おいしかった!!)、お風呂をいただいて、そうこうしているうちに明日は塩見岳、それから南アルプス縦走、という3人組の登山パーティーが到着。昨日から泊まっているという常連さんも加わって、5人で夕食。宿のご夫妻が畑で作った野菜やお米をおいしくいただいて (味噌醤油も自家製!)、いろんな話が出て、夜が更ける。いい宿です。

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