昔あこがれだった、Nikon F4 を手に入れた。当時の定価は20万円以上だったが、3万6千円ちょっと。
実は、オートフォーカス一眼レフを買うのははじめて。
インタフェイスは基本的にマニュアルのそれと一緒で、うまく自動化のテクノロジを取り入れており、非常にいい感じ。ちょっと説明書を眺めて、すんなり使えた。液晶ディスプレイがついてないから、液晶の奥に隠れている機能がないのがいい。
ファインダーは思ったよりずっと明るくクリアで、ピントを合わせやすい。方眼マットが入っているのも気に入っている。ファインダー内の表示は必要充分。暗いところではイルミネータも使える。
重量は覚悟していたより重たい。50mm の標準レンズなんかより、85mm/1.4 とかそういう大口径レンズをつけると、重量バランス的にいい感じ。
フィルム給送音はこんなもんだったかな。わりと静か。充分に速く、いいリズムで写真が撮れそう。
オートフォーカスの性能は、そもそもオートフォーカスなレンズをほとんど持っていないから、関係ない。
巻き上げレバーがないのはさびしいのだが、自動巻きを使ってファインダーに集中したいときもあるからね。ま、そういうときにしか使わないでしょうが。
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カメラその後
午後、ちょっと時間に余裕ができたので、意を決して王子の イスト・テクニカルサービス さんにカメラを持ち込むことにした。
王子駅から歩いてわりとすぐ。途中に国立印刷局がある。資料館みたいなのが併設されており、結構おもしろそうだ。
修理に出したのは Nikon F と Nikomat FTn 。F はフォトミック Tn ファインダの固定爪修理とオーバーホール、Nikomat は巻き上げの途中で動かなくなった状態の修理とオーバーホール、ということで見積り依頼。Nikomat、フィルムの最後で巻き上げようとして、巻き上げの途中でフィルムが足りなくなって止まっておかしくなったので、たぶんどこかが引っかかっちゃってる状態なんだけどね。
Nikon F は、先輩のお父様 (プロカメラマンだった) の遺品をいただいたもの。
Nikomat FTn は父から受け継いだ、僕が生まれた日の写真を撮ったカメラであり、僕が高校生のときに写真を撮り始めたカメラ。
直るといいな。
そして、孫の代まで使うんだ。