85/1.4 と 135/2 を Nikomat につけて、ちょっと写真をとってみた。まだ現像してないけど。
85/1.4 は有効口径 60.7mm, 135/2 は 67.5mm と、かなりの大口径レンズで、両方ともフィルター径が 72mm だから、全長に比べるとかなり太い感じ。だが、持った感じは (Nikomat が重たいからかもしれないが) かなりバランスがよくて、持ちやすい。オートフォーカスになって、ほとんどのレンズがインナーフォーカスになったが、こいつらは当然のように全群が移動するので、フォーカスリングはかなり重たいが、それがまたいい。
135/2 は、ニコンのページ にも紹介されている名レンズで、いまでも、AF DC Nikkor 135/2 というのがある。
85mm は話しながら人を撮影するのに、135mm は会議なんかで話している人たちを撮影するのにちょうどいい焦点距離だと思う。いままで持っていた望遠系のレンズは Nikkor Auto 135/2.8 と AiAF 80-200/2.8 だけで、ズームレンズはなんとなく性分にあわず、Nikkor Auto が使える Nikomat は修理が必要な状態だったので、ここ何年か 50mm 一本で暮らしていたのだが、昔どういうふうに 135mm を使っていたのか思い出した。写真展に出すような写真は相変わらず 50mm だけでいいんだけど、他のレンズを持っているとスタイルに幅が出る、というのもまた事実。
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カメラその後
午後、ちょっと時間に余裕ができたので、意を決して王子の イスト・テクニカルサービス さんにカメラを持ち込むことにした。
王子駅から歩いてわりとすぐ。途中に国立印刷局がある。資料館みたいなのが併設されており、結構おもしろそうだ。
修理に出したのは Nikon F と Nikomat FTn 。F はフォトミック Tn ファインダの固定爪修理とオーバーホール、Nikomat は巻き上げの途中で動かなくなった状態の修理とオーバーホール、ということで見積り依頼。Nikomat、フィルムの最後で巻き上げようとして、巻き上げの途中でフィルムが足りなくなって止まっておかしくなったので、たぶんどこかが引っかかっちゃってる状態なんだけどね。
Nikon F は、先輩のお父様 (プロカメラマンだった) の遺品をいただいたもの。
Nikomat FTn は父から受け継いだ、僕が生まれた日の写真を撮ったカメラであり、僕が高校生のときに写真を撮り始めたカメラ。
直るといいな。
そして、孫の代まで使うんだ。