Memo: Boost C++ lib for Universal-binary HOWTO

% vi tools/build/v2/user-config.jam
using gcc : 4.0 : g++-4.0 : <compileflags>”-arch ppc” <linkflags>”-arch ppc” ;
% bjam toolset=gcc-4.0 –with-regex –with-filesystem –with-iostreams install –prefix=/Users/osana/work-dna/boost/ppc –build-type=complete
[ check the library’s target processor ]
% ar -t libboost_system-gcc40.a
__.SYMDEF SORTED
error_code.o
% ar -x libboost_system-gcc40.a error_code.o
% file error_code.o
error_code.o: Mach-O object ppc
% rm error_code.o
[ cleanup ]
% rm -rf bin.v2
this may sufficient to build another target.

マッハ10

時速に換算すると 10,000km 以上。すごい速さだ。1 秒に 3km なわけで。
昨日、家の近所の JAXA でミーティングがあって、その折にそういうとんでもない速度の風が出る風洞設備を見学させてもらった。宇宙船が帰りに、大気圏に突入するときなんかはこれくらいの速度になるのだそうです。家から自転車で10分の距離にそんな設備があるなんて知らなかったよ。
さすがに扇風機回したんじゃ出ない速度なので、圧縮空気のタンクから真空のタンクに向けて一気に空気を流す仕組み。流れが絞られたり拡げられたりするので、当然途中では大きく温度も変化するわけで、大がかりなヒーターや冷却系の仕組みが必要で、一回の運転時間は φ50cmの風洞で 120秒、φ1.27m の風洞で 60 秒だそうだ。
シュリーレン法という方法で、空気の密度変化や衝撃波が観察できるのも実際に見せてもらった。風洞の中にいれた飛行機の模型のまわりで衝撃波が発生している様子のビデオとか、測定器と風洞の間に僕らが立つと、体温で暖められた空気がもわーっと立ち上るのとか。
実験は楽しいなあ。大変だけど…

F4

昔あこがれだった、Nikon F4 を手に入れた。当時の定価は20万円以上だったが、3万6千円ちょっと。
実は、オートフォーカス一眼レフを買うのははじめて。
インタフェイスは基本的にマニュアルのそれと一緒で、うまく自動化のテクノロジを取り入れており、非常にいい感じ。ちょっと説明書を眺めて、すんなり使えた。液晶ディスプレイがついてないから、液晶の奥に隠れている機能がないのがいい。
ファインダーは思ったよりずっと明るくクリアで、ピントを合わせやすい。方眼マットが入っているのも気に入っている。ファインダー内の表示は必要充分。暗いところではイルミネータも使える。
重量は覚悟していたより重たい。50mm の標準レンズなんかより、85mm/1.4 とかそういう大口径レンズをつけると、重量バランス的にいい感じ。
フィルム給送音はこんなもんだったかな。わりと静か。充分に速く、いいリズムで写真が撮れそう。
オートフォーカスの性能は、そもそもオートフォーカスなレンズをほとんど持っていないから、関係ない。
巻き上げレバーがないのはさびしいのだが、自動巻きを使ってファインダーに集中したいときもあるからね。ま、そういうときにしか使わないでしょうが。

飽和潜水

ちょっと前のニュースで、飽和潜水、という言葉を知った。
僕は泳ぎが得意ではなくて、小学校3年くらいまで泳げなかったし、先日の宇宙飛行士募集も泳力に関する条件があってすっぱりあきらめたくらい (笑)。泳ぐのは嫌いじゃないけどね。当然、本格的な潜水なんてやったことないわけです。自転車で鍛え上げた強力な循環器系のおかげで、25m プールの反対側までいくくらいならできるけど、深いほうは全然。
やったことはないが、普通の空気ボンベ背負って潜ると体内の酸素分圧が上がって中毒になるとか、ゆっくり浮上しないと体液中に高圧で溶かされたガスが細胞内で気化してヤバい、とか、そういう理屈はわかる。だから、人間が潜れるのって 40m くらいなんじゃね? と、なんとなく思っていた。実際、スキューバなんかはそれくらいらしい。
が、船なんかが沈んだときはなんとかしなければならないわけです。そこで発明されたのが飽和潜水で、自衛隊には 400m とか 450m まで潜って延々と作業する、みたいなことをやってのけるすごいチームがあるそうだ。
さすがに一気に 400m まで潜ったり上がったりしたら命がないので、船の上の与圧されたチャンバー内で何日もかけて身体を慣らして、同じように与圧された容器に入ってその水深まで行って作業して、与圧したまま戻ってくる、と。これだと、たとえば作業が残っているのだったら一度上まで上がって、与圧されたままメシ食って翌日も続きをやる、みたいなことができるわけだ。全部任務がおわって、減圧するときは水の中じゃなくて、船の上でのんびりやればいい。
すごいなー。
山に登るよりよっぽど大変だね。

Memristor: Textbooks of Electronics updated

EETimes Japan の記事で、抵抗・コンデンサ・インダクタに次ぐ「第4の受動素子」をHPが開発 というのを読んだ。磁束と電荷、というものの関係はいままでの電磁気学では出てこなかったわけですが、磁束と電荷をつなぐ受動素子が開発された、というわけです。
既にNatureWikipedia にも記事が載っている。
こりゃすげえぞ。なんていうか、世紀の大発見というやつですね。
しかし、情けないことに、理工学部のスタッフなのに動作原理がいまいちわからんのです。ま、僕らの習ってきた電磁気学には出てこなかったんだから、さくっと理解できるはずはないんだが。

レンズ清掃

梅雨といえばレンズにカビが生える季節として、写真を撮る人たちの間では疎まれているわけですが、カビが生えちゃうと大変なので、機材を清掃ししてみた。
35/f2 フィルタかなり汚れ
24/2.8, PC35/2.8, Micro 55/2.8 フィルタなし
52mm レンズキャップひとつ不足
というわけで、保護フィルタやらレンズキャップやらを買わないと。
レンズキャップってなんですぐなくなるんだろう…

最近思うこと

淡々と働いている訳ですが。
レンズのテストを兼ねて、写真を撮りはじめた。
自転車関係の映画 (DVDとか) をいくつか観た。
なんかこう、生身の人間として世界に向き合うほうが、コンピュータに向かっているより、遙かに楽しい。
自殺したり、人の命を奪うような行為に及ぶ人もいるみたいだけど、生きるっていうことは、もっと楽しいんだぜ。

茄子2

ちゃんと DVD 観てなかったのを、通勤中に iPod で改めて見直した。
緻密に組み立てられたレース展開が、実にリアルでいい。
マンガとかアニメにありがちな、無理な展開があまりなくて、
本当にレースの中継観てるみたいだった。
宇都宮の、Japan Cup のコースも一度走りに行きたいなあ、と、そう思う。
サポートのボランティアの女の子のひたむきさとか、
心が折れそうになるチームメイトを支える主人公の心遣いとか、
何よりも、日本の風景のなかを疾走する選手たちの姿とか、
そんなものを観て、電車の中なのに、何度も泣きそうになった。
僕は野球が好き。
ピッチャーがボールを投げる瞬間から急激に高まるテンションが、とても好き。
サッカーは、ずっと観ていないと展開が読めないので、ちょっと苦手。
もちろん、地元の FC Tokyo 東京が勝てば、それは嬉しいけど。
自転車レースは、両方に似ていると思う。
ずっと観ていればサッカーと同じ。
周回コースの沿道で応援したり、テレビを時々みていれば、野球と同じ。
自分のペースで楽しめるスポーツで、それに何よりも選手との距離が近い。
応援にいけば、目の前を彼らが駆け抜けていくし、
ちょっと貯金すれば、彼らと同じ自転車に乗ることだってできる。
日本でももっと、ロードレースがメジャーな競技になるといいな。
福島兄弟や、別府選手や、そんな若手がシャンゼリゼを駆け抜ける姿を想像するだけで泣けてしまうのは、僕だけじゃないと思う。
でも、とにかく、何より俺が、上りの走りを鍛え直さないとな!