Alveo U50 を使うことになって、ちょっとずついろいろ試しているのですが、ようやく Alveo U50 Getting Started に掲載されている Vivado 用の XDC ファイルが更新され、U50 SFP (Production版) のファイルになりました。
以前公開されていた U50DD (ES版) の XDC ファイルは中身がだめだめだったのですが、今回はわりとちゃんとしているようです。PCIe 関係などは XDC がなくてもボードファイルをのぞけばピン配置などがわかったのですが、XDC ファイルにはそれ以外の情報も掲載されていて、たとえば、
# Bank 65 and 68 FPGA UART Interface 0/1/2 to DMB-01 (User selectable Baud)
# FPGA_UART0/1/2_RXD Input from DBM-01 UART to FPGA
# FPGA_UART0/1/2_TXD Output from FPGA to DBM-01 UART
とあって、どうやらプログラミングケーブルを経由して UART が使えるようです。
で、3つ使える、とあるのですが、試してみたところ使えるのは 0, 1 のみで、2 は未接続な感じです。プログラミングケーブルに搭載されているのは FT4232 で、4ポートの UART ポートがあるのですが、これはどうやら
- JTAG
- (未接続?)
- FPGA_UART0
- FPGA_UART1
というふうに接続されているようです。1. の JTAG ポートは、はじめ /dev/ttyUSBx として見えているのですが、Vivado や xsdb などで接続すると消えてしまうので、JTAG ポートということなのでしょう。
なお、プログラミングケーブルには「使わない」と書かれている MicroUSB ポートがもうひとつあるのですが、こちらに接続するとやはり FT4232 が現れます。Vivado の Hardware Manager でのぞいてみると、ARM DAP が現れますので、こちらはサテライトコントローラのMSP432と、その UART ポートが接続されていそうです。