ANA の国際線に乗ると、いつも「入善の海洋深層水」が配られる (でも、なんで入善なの?) のだけれど、先日はそれに、東レの広告が入ってた。
SUPER EFFICIENT JET IS ARRIVING SOON.
The new Boeing 787 is mostly built with Toray carbon fiber composite materials, making it lighter, stronger and more fuel-efficient. This is environmental leadership at work.
‘TORAY’ Innovation by Chemistry
そんな宣伝文句だ。やっぱり材料屋さんってすごいんだな…
帰国直前に 787 の初飛行の予定がニュースで流れ、帰ってからその映像をnewairplane.com で見た。「アポロ13」の映画を思い出すような離陸と着陸で、ボーイングの人たちの、いろいろなコメントが最高にかっこよかった。
東レがカーボンを作り、三菱重工がそれで主翼を作って、全日空が launch customer として世界で初めてそれを飛ばす、というのは、それがアメリカ製の、しかも世界中で記録的な売れ行きを見せている飛行機であることを考えると、実にすごいことじゃないだろうか。
スケジュールは2年遅れ。だけど、これはこれから何十年も乗られる機体なのだから、それでいいじゃないか、と思う。新しい、しかもこういう大型の飛行機を作るというのは、とても大きなチャレンジなのだから、予想以上に時間がかかったって、それは仕方ない。
でも、いよいよ来年の今頃には、この、main wing made in Nagoya の機体に乗れるのかな、と思うと、ワクワクするね。
それから、これで MRJ の売れ行きにも弾みがつくといいなあ。