昨日のこと。
吉祥寺駅のみどりの窓口に並んでいたら、隣の窓口におじさんがやってきた。えらい早口で、窓口のお姉さんに言っていることをだいたい文字にすると、こうだ。
「さっき買った (新幹線の) 切符ですが、そのうち指定席券代というのはいくらですか」
まあ、この質問自体はそれほど感じ悪くない。ただ、ちょっと JR の料金の仕組みをしっている人ならわかるが、特急に指定席券というのはない。特急というのは原則が指定席であるから、特急券には座席指定があり、ある意味特例として「自由席特急券」というのがあるからだ。当然、窓口のひとはちょっと戸惑う。そうすると追い打ちをかけるように、こうだ。
「その日の指定席券代が510円なのか710円なのか聞いているんです。質問に答えてください」
質問に答えてください、って、偉そうになんだよ、と思う。その時窓口は大変混雑しており、並んでいる人全員の視線が集まる。
が、窓口の人はさすがプロだ。
「指定席と自由席の差額ということでしたら、その日は510円です。」
それで、
「じゃあ、それを差し引いた分だけ、○×ファーマ宛で領収書をください。」
と、某大手製薬会社の名前を口にする。ああ、会社の品位が下がるなあ。
窓口のお姉さんが、「書いてくださいますか」とメモ用紙を渡すと、会社名を書いた。それで、領収書を受け取って出ていったあと (一応本人の名誉のために書いておくと、受け取ったときにはちゃんとお礼を言っていた)、また戻ってきて、「さっき会社の名前を書いたメモを返してください」だそうだ。まあ、理由はなんとなくわからないでもないが、それは自分の言葉遣いとかに対して何か感じるところがあるからじゃないか、と思う。
日本人だから、メインで創薬に関わっている人じゃないのでしょうけれど、単に営業の人というわけでもなさそうで、きっと頭は切れるんだろうけど、人間それだけじゃないよね。
今日のこと。
秋田から横手行きの各駅停車に乗る。ラッシュで混んでいる。
すわれたけど、隣の男性がものすごく脚を大きく広げており、僕は縮こまっていたのだけれど、30分もするとさすがに脚が痛くなってくる。
そこで、遠慮せず普通に座らせていただくことにした。そしたら、舌打ちされたよ。はぁ。
こういうのを、東洋のある国では「恥知らず」というそうだ。