46年ぶりの母校の甲子園出場。
前回の出場は 1962 年だから、今年定年退職した父も既に大学生。そんな昔だ。
初戦の相手は、我が信州の松商学園。同級生たちと応援にいった。残念ながらアルプススタンドの席はもう手に入らなくて、一般内野席。だけど、相手校側の一般席ががらがらなのに対してこちらは満員。点が入ればみんな立ち上がって、知らない人どうしでも肩を組んで「若き血」を歌う。日本で、卒業生にこれほど愛される学校があるだろうか。本当にいい学校だな、と思った。
試合が終わってスコアボードの上に塾旗が上がり、残念ながら一番だけだけど、塾歌 (慶應義塾には塾歌があり、高校の校歌もあるのだが、なぜか高校の校歌はほとんど誰も知らなかったし、在学中には一度も歌わなかった…) を歌いながら、うわー、俺たち甲子園来ちゃったんだな! と、感動。1995年の夏に、僕らが横浜球場に忘れてきた夢を、いま手にしているんだ、と。