RECONF [Sep.29, 2006 15:30-]

[ リアルタイム画像処理システムの構築 ]富士ゼロックスのひとびと。 Intel といっしょに MXP5800 というプロセッサを作った。

[ リアルタイム画像処理システムの構築 ]
富士ゼロックスのひとびと。
Xerox で Intel といっしょに MXP5800 というプロセッサを作った。
これからは MFP のリアルタイム画像処理能力が重要。300bpi, A4 color だと 24MB!
でも、新しいアルゴリズムをすぐ載せたいので、FPGA でなくソフトウェアで処理したい (しかも、configuration している間に何枚分もの印刷時間がロスしてしまう!)。DSP だと複数使うことになるし、ちょっとお値段が。
そこで reconfigurable processor ですよ。5 種類の PE がクラスタになっており、それが8つ載っている。300dpi, 35ppm で JPEG と高圧縮 PDF を作れる。高圧縮 PDF はテキスト部を G4 (lossless) 圧縮、画像部を JPEG 圧縮するので、処理は超重たい。
JPEG 圧縮するところは BW と color を reconfiguration で切り替えていたりする。
IPFlex 佐藤さん:
SIMD でも、数さえあればいいの?
– SIMD だとシリアル処理とか条件分岐が怖いから無理じゃないかなー
– MXP はデータパスが自由にいじれるので、SIMD っぽくもできるし、そうじゃない使い方もできる
ASIC に reconfigurable な部分を入れるというアプローチについては?
– service & solution なので、fully programmable であることを目指した
– ASIC でもうまいバランスのとりかたができるかもね
名古屋先生:
もともとこれはどういう同期で開発されたの?
– IA ではスピードが出ないような処理むきにがんばってみた、ときいている
これ、5800 を使うというのは前提だった? それとも one of options だった?
– option なんだけど、いろんな制約 (時間とか) で事実上これしかなかった感じ。
[ FPGA によるリアルタイム画像処理 ]
九州工業大の佐藤さん。
ロボット向けの画像処理。FPGA にカメラ直結だ!
とりあえず、カメラと FPGA と PC (FPGA-PC は USB) をつないでみた感じ。
画像処理部はまだできてないんだけど、動いたぜ、いえーい。
FTDI の USB-RS232C のインタフェイスなので、1MB/sec くらいしか出ないらしい。
名古屋先生:
通信は 1MBps でたりる?
– 画像処理後の結果だけ返すのでだいじょうぶ。
どんな加速処理をやる感じ?
– まだ考えてないんですすいません
FPGA の外付けの SDRAM だとそこがボトルネックになるのでは?
– メモリの周波数を上げるとかでなんとかしたいのだが… (いやだめだろ)
井口先生:
九州工業大で作ってるアレに載っているアルゴリズムってどんなの?
– 白線認識とか
そういうのを FPGA でやっていく方向なんすよね
– はい
どういう処理をするかをちゃんと考えたほうがよさそうだなぁ。
[周波数変調を用いた超音波計測のリアルタイム処理]
九州工業大の大笹さん。
ロボットシリーズ #2.
超音波センサをたくさん使うと混信するので変調するんだが、
変復調をアナログ回路でやるのを作るのが難しいので、FPGA でやってしまおう!
atan() を CORDIC でやろうかと思ったのだが、やめた。うひ。
差分方程式にしちゃうのだ。
Samsung lab. の方:
マルチパスフェージングとか起きない?
– ぐはっ
井口先生:
超音波センサはどれくらい幅をとれる?
– 中心周波数 40kHz +- 1kHz で駆動できる。
– 受信側は 40kHz – 42kHz くらいなので、中心周波数をちょっと上げればいいかな
[動的再構成可能なマルチレート対応 LDPC 符号復号器の実装]
早稲田の今井さん。
LDPC: Low density parity check = 線形誤り訂正符号。
性能はいいんだけど、実装が大変なんだ。
Samsung lab. の方:
今回用いた符号はどんなの?
– あー、すいません、予稿集に書いてあります (ちゃんと受け答えしてましたが、わしにはわかりませんでした、すいません)
名古屋先生:
Reconfigurable の意味がよくわかりませんが、動的に符号化レートをかえられる、ということ?
– はい、デバイス自体が reconfigurable なわけではありません。

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