747

“ボーイング747を創った男たち―ワイドボディの奇跡” (クライヴ アーヴィング)図書館にいくときに、いつもは目的の書架に直行してすぐ戻ってくるのだけれど、たまに寄り道するとおもしろい本があったりする。


“ボーイング747を創った男たち―ワイドボディの奇跡” (クライヴ アーヴィング)

図書館にいくときに、いつもは目的の書架に直行してすぐ戻ってくるのだけれど、たまに寄り道するとおもしろい本があったりする。
The Making of the 747.
いつも乗ってるあの飛行機は昭和44年に初飛行してるんですね。すごいぜ。昭和44年といえばつまり、アポロ計画の頃であり、当然いまみたいに流体力学な計算を計算機でズバッっと解いちゃったりとかはできない時代だ。その証拠に、翼の設計には B707 以来 B747 に至るまで、多くの試行錯誤が行われている。
747 は、当時軍用機でもまだ使われてないようなすごいターボファンエンジンが載ったりとか、すごいテクノロジの結晶であり、いまでも基本設計を同じとする飛行機が世界中でガンガン飛んでいることからもその凄まじさは自明であるといえよう。で、基本設計にはほとんど軍用機のそれは入っていないのだけれど、やっぱり技術的バックグランドとしては大型爆撃機なんかのノウハウがあってできたものであり、このへんは軍需のない日本ではけっこう難しいのかも、と思う。でも、そこをなんとかすれば日本の技術力はすげえんだぜ!というのを世界に誇れるんじゃないかと思うわけだが、どうなんでしょう。やっぱなんともならんのか?俺はそうは思いたくないね。技術屋だから。
しかし、話はかわるのだが、図書館の本に線を引いたりするやつが、わしゃ許せないのじゃよ。この本にも引いてあった。しかも、傍線を引いたうえに、ページの下に本の題名を書いたりしてあるあたりが、いかにもコピーとった感じで、こりゃ教員じゃないだろうな?

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