月別アーカイブ: 2011年3月

ANA126

宜野湾市内に新居を仮決めして、東京に帰ります。
偶然にも不動産屋さんのご担当の方が、琉大工学部のご出身で、いろいろ親切にしてくださいました。ありがとうございました。
昨日はとあるお方が偶然東京から那覇にいらっしゃったので、
ちょこっとお会いして、お祝いしていただきました。
飛行機が離陸して、雲に隠れて見えなくなってゆく沖縄本島を見つめながら、
なんかこう、ずいぶん遠くへきちゃったなあ、としみじみ。
マンションを正式に契約したら、遅れに遅れた年賀状のかわりに、
みなさまにご挨拶のお葉書をお送りしようと思います。
沖縄へお越しの折は、ぜひお立ち寄りください。
東京生活もあと1ヶ月半。
いろいろがんばります。
てゆか、引っ越し・・・

ANA127

昨日は大学へ震災後の様子を見に。研究室もたいしたことはなく、近所の先生方と胸をなでおろしました。ただ、重たい RAID が 10cm くらい移動したのはかなり驚いたけれど。
停電の予定もあり、電車がどうなるかもよくわからなかったので、久々に花粉症覚悟で自転車で出勤だった。なんだかんだで1ヶ月以上乗っていなかったので、乗った瞬間はうわ、サドル高いしハンドル遠くて低いし、おれこんなの乗ってたっけ、という感じだったけれど、ロードレーサーというのはやっぱり非常に愉快な乗り物で、上り坂ではしゃぎまくったりしているうちにあっという間に吉祥寺。沖縄で住む家はもうすこし遠いほうがいいなあ、と思う。その点日吉への通学・通勤は片道 20km で、すごく楽しかった。あれがなかったら自転車にのめり込むことはなかっただろうな。
帰りにちょっと自転車屋さんに寄って、懸案だったヘルメットと靴のリニューアル。靴は、いま履いているのは3本ストラップのカーボンソールで、つま先のサイドにも通風孔があいており、かなりいい感じなのだけれど、いまは同じ価格帯でそういう仕様のがない模様。さすがに custom fit のやつとかは高すぎてでが出ないので、SH-R133L というのを注文してきました。今年はガンガン走るだろうから、様子をみてまた考えればいいかと。
そういうしている間に家から電話がかかってきて、琉球大工学部長のお名前で、人事部より正式に採用予定である旨のお手紙が届いたとのこと。同時にほかの大学の公募から落ちた旨のお手紙も。ま、これは第二希望だったので、もう関係ないのですが。画像処理関係で、ちょっと分野も違ったし、もっといい先生がいらっしゃるでしょう。
それで、東京にいても停電の都合やらなにやらいろいろで疲れるし、仙台で開催予定だった学会が中止になってぽっかりスケジュールが空いてしまったので、今週なにかできることはないかと考えた結果、沖縄へ家を探しにいくことにした。先日次の職場の学科主任の先生からお電話をいただいた折に、官舎には入れますか、とお伺いしたところ、とても安い(たまにマスコミにたたかれてる公務員宿舎みたいなものだからですけれど)けれど、新しくはないですよ、とのこと。
それで、きっと10年か20年、あるいはもしかしたら定年まで住むことになるのだし、2LDK くらい借りても5, 6万であることを考えると、どっか自分で部屋を借りた方がいいよなあ、という結論になった。なにしろ、なにか大会があるごとに、全国各地から自転車仲間が押し寄せてくるのは目に見えているのでね。
そんなわけで、金券屋さんで全日空の株主優待券を買って、ちょっと2,3日沖縄へいってきます。木曜か金曜には帰る予定。昨日一昨日画面にかじりついて物件をサーベイしたので、がんばって探します。

Xilinx 次世代FPGA設計手法セミナー: Mar.09, 2011

Xilinx の FPGA を使い始めたのは 2001 年だか 2002 年だから、もう10年くらい前になる。ISE が 3.x とか 4.x だった時代だけど、基本的に Project Navigator の使い勝手は大きく変わらなかった (XST の合成とかは、かなり賢くなったけど)。
PlanAhead って FloorPlanner の後継でしょ?くらいに思っていたのだが、どうやら違うし、しかも Project Navigator に代わって ISE の顔になるらしい、ということで、先日大阪で講習会受けてきた。これはすごいツールだぞ、という印象。それで、今回は東京で ISE 13.1 とかのお話。
[前置き]
Virtex-7, Zynq-7000: 大きすぎてひとりで設計するのは大変なので、チーム設計体制や IP の活用が重要。
– ISE 13.1 / PlanAhead = チームで設計するためのキー
– AXI4
といったあたりがXilinxの提案する解決策。
[PlanAhead 13.1 編のメモ]
– PlanAhead 13.1 では ISIm もサポートしている。新しい ISim がどれくらいイケてるかはわからんが・・・ (個人的にはソースが変わると毎回シミュレータを終了しないといけない(ような気がするんだけど解決法があるのかもしれない)点が非常に不服)
– RTL ソースファイルを入れたときに、simulation testbed も一緒に入ってしまうので、それは simulation testbed のほうに手動で移動する必要がある。
– ストラテジを選んだときに、各ツールのオプションでデフォルト値でないものには * が付く。
– 最近は Coregen でメモリブロックを作るときに、BlockRAM の消費電力を見積もれるらしい。
– PlanAhead ではどこかのウィンドウで何かを選択すると、ほかのウィンドウに対応するものがあった場合にそれも選択される。これ、聞いただけだとなんだかよくわかんないんだけど、実際に触ってみるとちょっとすごいインタフェイスだと思う。クロス選択というそうだ。
– なんとなく気づいてたんだけど、最近は Map で technology mapping と同時に timing driven synthesis もするのね。いつのまにか Map にずいぶん時間かかるようになったなあ、と思ってたんたが、そりゃ時間かかるわな。
– Schematic view で timing path をみるときに、単一のパスだけじゃなくて複数のパスを選択して一気に回路図を描くこともできる。遅い方のパスをまとめてみられるのは便利そう。
– netlist_hierarchy=rebuilt 重要。XST default.
– 自動生成した PBlock をそのまま使うのはあまりよくない。ちゃんと自分で考えて修正するべきとのこと。
– PlanAhead 13.1 では resource usage がネットリスト階層ごとに breakdown されて見られるぽい。これはいい。
– よりよいデザインのために、DRC の警告はちゃんと読みましょう。
– Slack histogram 便利だな。log scale おすすめ。slack が足りない bin のパスを全部出して、それがどこ通ってるか確認して・・・
– モジュールをいくつか選んで cycle color. レイアウトを確認するときにこれ便利。
– 複数の run set を使った場合は Design runs をみると、結果のまとめ一覧が比較できる (すげえ)。
– 複数の制約セットを作る場合には、新しい制約が書き込まれるファイル (target UCF) を指定しておく。これによって複数の floorplan とかを試すことができる。
– PlanAhead は複数の run set をごりごりやる場合のジョブ管理を効率よくやれる。これは Makefile (remote spawning ができない) とか LSF を使うよりいい、とのこと。まあ、そうだな。
– UG702 (部分再構成) とか UG748 (階層デザイン手法) はちゃんと読みたい。
– Project Navigator を discontinue する予定は今のところないとのこと。
– EDK との統合はこれから。
– PlanAhead は基本的にオンメモリでやりたいんだけど、XST から先のツールは Project Navigator といまのところ共通。新しい合成ツールは完全に PlanAhead に integrate されて物理合成をやるようになる、予定 (14.x 以降のどこかで)。
[AMBA AXI4 編のメモ]
AXI4 は既存の on-chip bus に代わるもの。
– AXI4 (ふつうのbus)、AXI4-Lite (レジスタベースでバーストができない)、AXI4-Stream (アドレスがないデータストリーム) の3つ。
– Master と slave のクロックが同一でなくてもよい。
– Master と slave の信号の動きはだいたい対称。
– 現在は複数のモジュールで外部メモリを共有するための MPMC (multi-port memory controller) みたいなのがあるわけだけど、AXI4 でインタフェイスが統一されるので便利ですよー (でもそれってアクセス系のタイミングをぎりぎりまで煮詰めて、みたいな設計できんのかな。難しそう。でも外部メモリコントローラの使い方とか絶対楽になるよね)。
– 基本的には ACLK, TDATA, TVALID, TREADY の4つの信号で動く。簡単。アドレスとデータとかは multiplex しないで別々のチャネルを使う。基本的に5チャネル必要 (address read/write + data read/write + write response) 。
– Lite ではバーストがないので、インタフェイスはかなり簡略化される。
– Xilinx の AXI4-Lite IP は 32bit 幅のみ
– AXI4-Stream + DMAC とかでうにょうにょしたい。そのへんどうなんだ。
– AXI4 interconnect の IP core は EDK のライセンスが必要。CPU (バスマスタ) なしでいけるかどうかも問題っぽい (これはたぶん問題ないんだ… が、ライセンスの問題は厳しいな)。
– PLB のサポートは 14.1 までで終了。PPC 使ってるひとは厳しいな・・・
– AXI のサポートは基本的に V6 以降。
– V6 は PLB も AXI4 も使える (V6 は PPC ないけどね)
– PCIe – AXP4-Stream bridge が使える。いまのローカルリンクとは違うインタフェイス。
– Platform studio を使わずに AXI interconnect その他を使うには Xilinx Answer #37856 を参照。
– Xilinx AXI Interconnect には crossbar mode (速いが大きい) と shared access mode (小さい) がある。
– Master と slave が直結できるような場合には pass-through mode、あるいは 1to1 conversion mode.
– N to 1, 1 to N もある。必要な機能を選んで使えばいい。
– Shared access mode では read / write のアドレス・データチャネルについてそれぞれ調停が行われ、同時に複数のトランザクションが走らないようになる。
– 今後 AXI Optimization Wizard みたいなのができる予定。Size, frequency, latency, etc.

転任のご挨拶

しばらくご無沙汰しておりました。
Twitter も非公開にしておりましたので、あいつどうした、という方も多いのではないか、と思いますが、ようやく正式にご報告できることになりましたので、ご挨拶申し上げます。
このたび5月から、琉球大学工学部へ赴任することになりました。
母校の慶應義塾でポスドクとして2年半、成蹊で任期付き助教として現在まで2年半、博士取得5年目で任期なしの職に就けるというのは、昨今の大学の状況を考えると、非常に幸運であると思っています。
大学は那覇市内ではなくて、すこし離れておりますが、
沖縄へお越しの折は、ぜひお立ち寄りください。
4月末までは基本的に東京におります。