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矢上出身の人ならなんとなく覚えている人も多いと思うのだけれど、11棟のロビーに、飛行機のエンジンがぽつんと置いてある。11棟なんて、多くの人は3年生の1年間しか行かないから、3年生のときから3年間、あるいは6年間以上在籍する矢上キャンパスのなかでは、ほとんど記憶になかったりするわけで、僕の頭の中でも、なんとなく記憶の片隅においやられていた。でも、あれ、なんのエンジンなんだろう、というのがずっと気になっていた。
覚えていたのは、大戦中の航空機のものであることと、川崎製であったこと、それから星形でなくV型だったこと。それから、ゴム製のホースの色が妙に鮮やかで、つい先日まで飛行機に取り付けられて動いていたんじゃないか、と思うくらいだったこと。
それで、最近、偶然にいろいろなものがつながって、ハ9型というエンジンであることがわかった。詳しい紹介記事を書いてくださっている方もおられる (機械科の、前田先生のお名前が最後に入っていますね!)。
水冷式で、遠心式圧縮機による過給がついていて、水メタノール噴射もできるらしい。なかなかに進んでおります。日本の航空機の歴史をちょっとかじったことのある人なら誰でも知っている航研機 (長距離世界記録つくったやつ) のエンジンの直系なんですね。すごいや。
なんていうか、最近は自動車も電気で走る時代ですが、エンジンとか、しかも空を飛ぶ奴、というのは、非常にロマンがあっていいなあ。戦争に使われるのは、嫌ですが。
今もあるのかな。こんど矢上に行ったら、見に行ってみよう。
去年の8月末から土日も含めて、(こないだ日帰りで信州行っちゃったり、ちょこちょこ仕事で出かけた以外は) ほぼノンストップで働いてきたのですが、肉体的にも精神的にもかなりヤバい感じになってきたので、ちょこっとお休みしようと思います。
なんつうか、7 days a week で働くのって、いろいろな面でよくないと思うのよね。最近は、ストレスで食べ過ぎなのが顕著。もはやレーサーとは思えない状況です (といっても、ま、多摩川あたりでは無敵ですが)。
そんなわけで、金曜の午前中の講義が終わってから、火曜の午後の講義が始まるまでは音信不通になる予定。ま、携帯電話くらいは持っていきますし、天気がよければ「いつもの」トレーニングコースを走っている予定なので、知っている人は会えるでしょう。
金曜まで頑張って働こう...
長妻厚生労働大臣、予算委員会でホメオパシーについて(も)語る? という記事を読んであまりにショックだったので、ずっと気になっていた、ホメオパシーとかそういう、いわゆる代替療法に関する本を買ってみた。
これ。
非常に明確に書かれており、わかりやすいし、筆者らのアプローチも非常に好感が持てる。
非常に興味深いのは、いわゆる、わしらが日頃お世話になっている西洋医学が、現在のようにちゃんと二重盲検法とかをつかった臨床試験を導入して、患者の症状を改善するのにもっとも効果的な方法、というものを臨床試験をもとに科学的、統計的に追求するようになったのはつい最近の100年くらいのことである、ということ。それまでは欧米の医学だって、かなり怪しいところがあったわけで。
もうひとつは、「医学においては薬の作用機序がどうの、ということよりも、患者をリスクの少なく、かつ効果の高い方法で治すことが大事」という点に非常に共感した。薬の作用機序とかそういうのを明らかにするのは、わしらの仕事であって、お医者さんの仕事ではないのだよね。僕は、そのあたりが非常に世間に誤解されている気がしていて、こういう仕組みで細胞のここを標的にして効く薬を作りましょう、というアプローチで薬を作る、というのは、今までなされてきたことではないのだ。従来はそれがほぼ不可能で、最近は分子生物学のシンポでそれがいけるかも、という感じになってきてはいますけれども、基本的には、この物質を身体にいれたらこの病気に効くかも!というのは、乱暴な言い方をすれば、最初は当てずっぽうなのであり、いろいろな方法でターゲットを絞っていって薬になるわけです。
薬がなんで高いか、というと、新しい物質を薬として見つけて、さらに安全性やら何やらを担保するためにさまざまな実験を行う、そこに膨大な費用がかかるからなのだ。
結局のところ何がいいたいかというと、なんというか、西洋医学も漢方も、その他のさまざまな民間療法も、はじめは当てずっぽうなのである。しかし、それがちゃんと、本当に効果があるのかないのか、危険性はないのか、というのを、この100年くらい真摯に追求してきたのが西洋医学なのだ。いろんな新しい治療法で、「自然の力」とかなんとか、神秘的な言葉や難しそうな言葉を並べて、それを宣伝するのは構わないけれど、ちゃんとした方法で各種の実験や臨床試験を行って有効性と安全性が確認されない限り、それは医療でも何でもなく、患者さんを危険にさらすだけの行為ではなだろうか (もちろん、症状が重篤で、薬の認可や臨床試験の結果を待っていられない、というケースはあるけれど、それはまた別の問題だ)。
僕はあるお医者さんに、「いろんな民間療法的なものが本当に効いて、患者さんのためになるのであれば、僕らは喜んでそれを使います。だけど、使わないということは、そうでないということだと理解してください」と言われたことがある。
命を預かる人の言葉は重いな、と思った。
だが、人々の、治りたい、というあたりまえの願いにつけこむ者の、なんと多いことか。その悲しむべき現実に、科学や医学は立ち向かわなければならない。
そうそう、この本の強烈にすごいところは、「プラシーボはなぜダメなのか」をズバッと言い切る点で、これだけでも読む価値があると思う。砂糖水でも、風邪が治ればいいじゃない、とか、ふと思ったりするけど、それじゃダメなのです。
H-IIA/B ロケットに使われている LE-7A エンジンが、丸の内 OAZO の2階にある JAXA の広報室で展示されているというので、見てきた。本物ですよ!
ロケットは高さが50m 以上あるのに、エンジンは意外と小さい。重量も 500t からある H-IIB を 1.8t のエンジン2機で飛ばすのだそうで、すごいなー。
- LE-7A は二段燃焼サイクル。pre-burner で燃やしたガスでタービンを駆動して、そのガスも主燃焼室に送るので無駄がない。これはすごい。
- ノズルやら何やらは燃料の液体水素で冷やしている。銅製なので、冷やさないとさすがにもたない。全部チタンか何かでできていると思っていたけど違うんだなあ。
- ロケットエンジンは飛行機のエンジンと違って、1気圧から真空までの条件で動かないといけないので大変。これは、超音速噴射ノズルの出口の圧力が外と一緒になってないと効率がよくないから。真空に近い条件で作動させるために、本体の大きさに対してノズルの長さが非常に大きくなる。
- エンジンはつり下げられた状態になっており、その向きをアクチュエータでかえることでヨー・ピッチの制御を行っている。
- H-IIA はメインエンジンが一基しかないので、ロールの制御のための補助エンジンが付いている。H-IIB は二基あるので、それをつかってロール制御もする。
- 固体燃料ロケットは一度火を付けたらとめられない。ノズルの向きは変えられる。燃料を詰めてからだと港の火薬量の規制で船に乗せられないので、種子島で詰めている。固体燃料ロケットの入れ物は CFRP.
- 1段目は切り離されてすぐ落ちてくるけど、まあ、燃え尽きる。
- 2段目は高いところまでいくので、何周かしてから大気圏突入。
など、いろいろと教えていただき、非常に有意義でした。
なんつうか、こういうのを、ミサイルを飛ばすためじゃなくて、平和憲法のもとで純粋に科学技術と夢のために飛ばす、というのは、最高にカッコイイと思う。
Movable type をアップデートした。
なんか、昔よりずっとアップデートとか簡単になった感じ。いいね。
それで、いろいろ激しくメンテナンス作業中。
予防接種してきた。
季節性インフルエンザの予防接種の時は体力が落ちていたのか、夕方だいぶ具合が悪くなったんだけど、今回は元気です。
しかし、これ、しばらくは献血できないんだよね?
と思ったら、「接種後24時間の献血はご遠慮いただいています」だそうです。
つぎに 400ml できるのは月末だし、影響なしです。
「だいたい君はいつもそうじゃないか」と云われた。まじですか。
まあ、具体的に何が「いつもそう」なのかは秘密というか、正直よくわかんなかったのですが、これまでそういう言い方でなんか文句いわれたことはなかった。俺、けっこうマジメに生きてる積もりなんだけどな。
でも、そうじゃないと思う人がいるのなら、それはちゃんと受け取ることにしましょう。
何より、感情的になっている相手に反撃するのは、時間の無駄でしかないのでね。それよりは、そういうコメントを真摯に受け取った上で、二度と同じネタで攻める機会を与えない、というのがよいと思う。
最近 Twitter で、なるほどな、と思った言葉がふたつあって、
- 他人を批判することで自分の正しさに酔わないこと
- Wise people act, others react.
なるほどな。
I didn't know that Windows has shutdown command... It's available on a remote desktop, too!
shutdown /s = power off
shutdown /r = reboot
See shutdown /? for detail.





