EOS RT

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DSCN3548.JPG

長年の念願だった EOS RT を手に入れた。11,450 円。
僕はニコン党なので、キヤノンのレンズはフォーカスリングが逆向きだし、あまり使いやすいとは言えないのだけれど、とにかくこのカメラは別格なのだ。年末に EOS kiss + 28-105/3.5-4.5 を 6800 円で手に入れたのだけれど、実はそれはレンズがほしくて、その時から RT を買うつもりでいた。

何がすごいかというと、一眼レフというのは発明されて以来、少なくとも撮影の瞬間はファインダーへの光路がフィルムのほうへ切り替わって、ファインダーは暗転すると決まっている。したがって、ミラーがフィルムへの光路から待避してシャッターが走るまでの間にはある程度のタイムラグがあるし、撮影の瞬間は見えないから、何かが横切るとか、そういう不慮の事故が起きることもある。連続撮影で動くものをとり続けるならば、ファインダーに画像が戻る一瞬で被写体を追い続けなければならない。

「シャッターを切る瞬間は僕には見えない。だけど、その代わりみんなに見てもらえる」

と、カメラクラブの同期が言ったことがあって、これはとてもかっこいいセリフだし、その通りだと思うのだけれど、冷静に考えてみるとこれはやっぱり不便だ。

それに真っ向から取り組んだのがキヤノンで、撮影用のミラーにハーフミラーを使うことで解決しようとして、製品化にまで漕ぎ着けたのはさすがというほかない。昔はキヤノンペリックス、EOS になって RT と、EOS-1N RS という2台のカメラが発売された。残念ながら現在の製品ラインにはないのだけれど。

EOS-1N RS は秒間10枚撮れるすごい奴で、これはいまでもけっこう高いし、何より大きい (F4E を使ってて何いってんだ、という感じだけどね)。EOS-RT はちょっと古いけど、普通のサイズで必要充分な機能を備えている。もちろんオートフォーカスは、RT より 1N RS のほうが遙かに賢いのだろうけれど、どうせ使わないし。

僕の行ったお店には5台くらい在庫があって、5000円から15000円くらい。10000円以下のはさすがに状態が悪くて、ファインダー内部がカビていたり、フィルムの走るレールが錆びていたりした。半透明ミラーだから AF 用の光学系も見えるのだけれど、そこがカビてたりして、こりゃだめだ、となった。Web をいろいろと調べると、シャッターの油漏れ、というか、ゴムの劣化でべたべたになっているものが多い、という話だったが、そういう感じのは一番安かった一台以外はなかった。

10000円を越えると状態はいい感じで、一番ミラーがきれいなのを選んだ。

シャッターを切ると絞りが作動して、一瞬ファインダーが薄暗くなり、連続給送になっていればだだだだだっとシャッターが切れる。これは、長い間「ふつうの」一眼レフを使って写真を撮っていると、ものすごく新鮮な経験で、おおおっ、と思う。いままでの一眼レフというツールでは離散系だった時間が連続系に置き換えられる衝撃はものすごい。

カスタムファンクションは Web を探したら 英語のサイト に解説があった。これで充分。シャッター半押しで AF/測光用の光学系が光路から逃げて、全押しではシャッターだけが走る RT モードというのがあって、これは電源スイッチを兼ねたメインダイヤルを Lock の位置から時計回りに回してやると入れることができる。

ファインダーは 1/3 しか光が回ってこないので、絞り一段以上暗いわけで、さすがに暗いが、わりとよくできており、よほど暗いところでなければピントも充分につかめると思う。このカメラの本領が発揮されるのはマニュアルでピントを追い続けながら撮るときだと思うので、これは大切だ。

まだストラップもないし、FE2 には日常スナップ用のフィルムが残っているし、もうしばらくしたらフィルムを通してみようと思う。楽しみだ。

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This page contains a single entry by Yasunori Osana published on January 13, 2010 12:10 AM.

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